ベンディング 歩留り

8点のベンディングを施した1.2mmのステンレス製品です。タレットパンチプレス抜きの穴径も数種類あり、留め板の溶接もあり、いくつかの工程を経て完成させた製品です。常時製作している製品ですので、製造作業の流れについては問題はありません。問題が起こる場合、だいたいは最初にあります。特にコスト面での問題です。

最初というのは設計時です。クライアントが板金製品を設計・開発する際に、あまり考慮されていないのが歩留りです。以前この製品と同様な造りのステンレス製品を製作しました。その糸巾(展開巾)は600mmを超えていました。板取りがギリギリでした。

何がギリギリかと言いますと、ステンレス鋼鈑は、1000mm×2000mm、1000mm×3000mm、1219×2438mm、1219×3048mmなどがあります。この通常寸法の鋼鈑に対して、展開した製品を割り付けます。

1219mmの巾の鋼鈑であれば、どうにか糸巾600mmの部材が2つ切り出せます。しかし、620mmですとか650mmという展開巾で設計された製品については、1つしか取ることができません。端材(はざい)は捨てるか、いつ使うかわわからず倉庫にしまっておくことになります。よって製品1つあたりのコストがアップします。設計時には歩留りを考慮した設計を行っていただくのがコストダウンの一助となります。

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